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内臓マニピュレーションの整体研修

頭痛肩こりを改善、内臓マニピュレーションの効果とセミナー│池袋整体ゆっくり

内臓マニピュレーション  

更新日 2025年7月8日 

【はじめに】  

2019年 12月

 

こんにちは

豊島区にある池袋整体ゆっくりのまつもとです。

 

8月にブログで書いたクラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)の研修が終了。

その次の内容が内臓マニピュレーションになります。

参加者はより厳選されて小人数へ。

 

全12回の内容で学びも深まりますよ。

 


【研修に参加した目的】  

 

今回の研修に参加した目的は3つです。

 

  • 施術を深めるため 
  • 基本となる触診能力を高める 
  • クラニオのときと同じ講師に習えるから

 

あれもこれもと手を広げるのは好きではなくて。

施術の基本となる触診能力や施術者の身体動作を高めることを最優先にしてます。

 

※お知らせ

内臓マニピュレーションの施術メニューはありません。

ご常連の方の症状緩和が難しい場合の引き出しのひとつとして学んでいます。

 


【腸もみやマッサージとは違います】  

 

内臓の整体というと有名なのが腸もみや腸マッサージ。

お腹をほぐして腸の働きを整えるというものになります。

 

今回参加した研修はそういったものではありません。

 


【内臓マニピュレーションとは】  

 

内臓マニピュレーションを消化器系を例にして説明します。

  • 内臓の特徴のひとつは「管」であること

 

消化に関係する管は口から肛門までつながってますよね。

入口から出口まである通り道。

 

  • 構造的に負担のかかりやすいところ
  • 力が集中してかかる部分

 

は歪みやすくなります。

 

そうすると消化する力が下がったり、管そのものにダメージが出ることもある。

そういった蓄積された「歪み」を整える。

 

それが今回の研修の目的です。

 


【期待できる効果】  

 

内臓の働きやエネルギーが高まるメリットがあります。

また筋肉や骨へのアプローチでは対応しにくかった症状が軽減されることもあるようです。

 


【対象範囲の内臓】  

 

対象となるのは次のようなものです。

  1. 泌尿器系
  2. 消化器系
  3. 呼吸器系
  4. 婦人科系

※重要

【内臓マニピュレーションの禁忌①】  

 

どんな人にもやっていいものではありません。

ある症状(省略します)がある場合は禁忌です。

 

お客さまに聞いて当てはまらなくても、触診によりその兆候がみられたとき。

医師の検査をすすめたほうがよいと習いました。

 

これはすごく重要です。

 


※重要

【内臓マニピュレーションの禁忌②】  

 

「ある部位(省略)の施術は教えません!」

 

しっかりとした強い声で講師はそういいました。

下手にやると危険だからがその理由です。

 

指の使い方が難しいこともあり、危険度と難易度が高いとのこと。

知識として頭に入れておけて良かったです。

 


【講師はこんな人】  

 

ジャン=ピエール・バラルⅮ・O。

内臓マニピュレーションの権威として知られます。

 

この方の助手の先生から学び、長年オステオパシーなどの経験も積まれてきました。

弱圧だけでなくて強圧な施術も得意。

 

 

お金もらえればいいやではなくて。

参加者にできるようなってほしい、という熱意がすごくある人です。

 

一般的な研修は進むのが早すぎることが多いことを実感。

そのため参加者が理解して納得できるような取り組みをされています。

 


【リスニング(傾聴)】  

 

ふつうの整体だと触れて情報を集めることを「触診(しょくしん)」。

内臓の場合は、リスニング(傾聴)になります。

 

講師いわく「内臓に敬意を払う意味で昔からそうなっているんだよ」とのこと。

自分にはしっくりとくる説明でした。

 


【研修の様子】  

 

いきなり内臓にアプローチする施術はダメとのこと。

正確に内臓を知覚できないと施術効果が出ないからです。

 

そのため効果的な触診をするためのコツや実技に時間が使われました。

 

  • 指の形や状態、手のひらや肘の使い方
  • 優しく触れるが、安定させるために強さも必要であること
  • つながりを切らさない
  • 「眺める」と「探る」の違い
  • 繰り返しやったほうがいいこと
  • 浅いから弱い圧ではない
  • 侵害せずに奥へ圧をかけるやり方

 

受け手に仰向けになってもらい、施術者は決まった位置に座る。

そこから優しくお腹に手をのせてリスニングを始めていきます。

 


【消化器系の練習風景】  

 

肝臓や胃・十二指腸をはじめとした小腸・大腸。

腎臓や膀胱などの位置をつかむこと。

身体を立体的にとらえ、それぞれの臓器がある深さを知る練習です。

 

揺れるように動いている腎臓などの動きを感じとること。

 

アバウトな表現になりますが。

おかしいところ・問題がありそうなところを感じることにも挑戦します。

 


【いつまでも頭に浮かぶ「?」】  

 

研修で内臓の施術を習ったばかりの頃。

 

いつまでも「?」が消えることはありませんでした。

 

「こんなことができるんだろうか?」

「あんなことがわかるなんて本当?」

「どうやったらそんなの知覚できるんだ?」

 

 

センスないかもと思いつつも、休むことなく研修に参加し続けました。

地道にいくのは得意分野なので。

 


【松本へのダメ出し】  

 

講師の方はお世辞は口にしません。

できてないときは「全然できてないね」とはっきり言われます。

 

「ダメダメ、意識が狭くなっちゃってる」

 

「あれえ~前回のほうができてたね」

「どうしちゃったの?」

「全然ダメだよ」

 

「情報を取りにきちゃってるよ、そうじゃないの」

「違う!」

 

 

などなど。

 


【褒めてもらえることもあり】  

 

「うん、いまのだと60点あげられるかな」

「そんなに悪くないね」

 

繰り返しいろいろ指摘され続けていたある日。

 

「松本さん、すごい上達してるよ」

「初回の頃とは比べものにならないくらい」

 

と講師の方が嬉しそうにお話しされました。

愛のあるダメ出しウエルカムですが、褒められるとやはり嬉しくなりますね。

 


【おわりに】  

 

まだ知られていない裏技。

どこかにあるすごい整体。

 

それさえ知れば学べばの一発逆転的な発想は昔に捨てて。

 

施術者のからだの能力を高めていくことに地道に取り組む。

これしかないなと思いました。

 

来年も継続して同じ講師の方から指導を受けてきますよ。

どうなるか楽しみです。

 

 

それでは今日も平穏な1日でありますように