更新日 2022年6月4日
池袋整体ゆっくりでは健康を考えるときに大切な3つのものがあります。
呼吸と排泄・睡眠です。
(食事・運動・睡眠が一般的)
ストレスにさらされる時間が長いとき。
自律神経のバランスが乱れるのはよく知られています。
以上が重なることで身体の回復が追いつかなくなる。
やがて様々な不調や身体症状につながっていくのです。
今までに積み重なってきた疲労やストレスが、働く世代で表面化しているのが現状。
このページではとくに呼吸を中心にお伝えしていきます。
整った身体と歪んだ身体での2万回の呼吸は、大きな違いになります。
それが1ヶ月・1年となればなおさらのこと。
呼吸は普通にできてるからいいともいえますが。
自覚だけではわからないこともあるのが呼吸の「質」なのです。
『隠れ酸欠』なる言葉も出てきてます。
内科に行ったけれど検査で異常なし。
とくに大きな問題はなく、病気でもなさそう。
それならひとまず安心です。
それでも呼吸がしづらいとき。
考えられる原因がこちらです。
上虚下実(じょうきょかじつ)だけ説明していきます。
下半身がどっしりと安定し、上半身はリラックスできている状態のこと。
脱力関係で調べると出てくる有名なものです。
物事に取り組むときや日常生活のなかで、理想とされる状態のひとつ。
解剖学的には存在しませんが、昔から大切にされている考え方が丹田(たんでん)。
ヘソ下にある臍下丹田が有名です。
身体のバランスが崩れたり、緊張状態が続くとき。
重心の位置が上がることで下半身の安定感がなくなります。
この状態のとき、上半身が自然に力みやすくなるのです。
力みはブレーキにつながるため、呼吸が浅く息のしづらさを感じることがあります。
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わかりやすく以下の状態になるとは限りません。
自覚症状はなくても呼吸が制限されているとき。
上記のことが続くと内臓や骨を動かす筋肉の働きが低下。
それがその人の1番弱っている部分で不調として現れてきます。
腰や背中の筋肉なら腰痛やぎっくり腰。
胃なら胃痛や膨満感などという具合に。
呼吸がしづらい状態のとき。
身体は首の筋肉(胸鎖乳突筋や前、中、後斜角筋など)を働かせます。
呼吸補助の役目もしつつ、頭の重さも支える必要があるため首の負荷が増大。
その状態が続くと肩こり・頭痛、腰痛につながることもあります。
呼吸は酸素と二酸化炭素の交換だけではありません。
その質は、メンタルの状態にも影響します。
仕事中や満員電車などストレスが強まるところでは、自然と呼吸が浅く速くなります。
上司に反論したくても、言えずに我慢するときは喉が苦しくなったり。
また感情をこらえて抑えているときは、胸やお腹にストレスがかかることも。
経験された人も多いはずです。
会社ではなく自宅にいる。
近くに上司はいない旅行先。
現実には出勤してないし、上司の顔は見ないですむ。
そんな安心な環境でも会社や上司を「想像」してしまう場合。
呼吸や喉が苦しくなったり、怒りや不安の感情が湧き上がってくることがあります。
休日でも身体が休まらない。
それはネガティブな想像をしてしまう脳が原因のひとつかもしれません。
不安や緊張などによる精神的なストレス。
睡眠不足や肉体的な疲労が引き金となり起こる呼吸の乱れ。
それが過呼吸です。
脳にある呼吸をコントロールする中枢。
そこが過剰に刺激されることで、自覚のないまま呼吸が速く浅くなります。
二酸化炭素が体内から多く出されることで、血液のバランスが乱れアルカリ性に傾くとき。
以下の症状が出ます。
【重要】
対処法としては原因である「呼吸の乱れを整える」ことが大切です。
といってもゆっくり深く呼吸をすればいいわけではありません。
使われていない酸素が血液中に大量にあるために、バランスが崩れている現状。
より酸素を取りこむ腹式呼吸は逆効果になります。
これが身体の緊急時でも手っ取り早くでき、かつ効果的な方法です。
苦しいのでより息を吸い込もうとする傾向に抗って、呼吸をとめると少し楽になる。
途中で普通に呼吸しながらまたとめる。
それを何度か繰り返していくとだんだん状態が落ちついてくる。
そんなことを実際に経験しています。
まずは方法だけでも知っておいてください。
実体験を通して「大丈夫だった」を確認できると、気持ちに余裕も出てきます。
過呼吸を伴うものにパニック発作があります。
電車などの閉じられた空間において出やすいこと。
以下のような身体症状が突然出るのが特徴です。
薬物治療や認知行動療法などの精神療法によるアプローチが一般的のようです。
まずは専門家に診ていただくのが安心だと思います。
無意識のときに以下ができているのが理想です。
日常のなかでは呼吸に意識を向けていないのが普通のこと。
そのときに深い呼吸ができているかが大切です。
無理やりお腹を凹ませたり動かしたりする努力感のある呼吸とは、正反対のものになります。
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自分でコントロールすることができないのが自律神経の特徴。
ただひとつの例外が呼吸です。
ストレッチは補助的手段で、ヨガで重要なのが呼吸。
息を吸うときは交感神経(活動する)が、吐くときに副交感神経(リラックス)が優位になります。
大切なことは以下です。
瞑想や座禅は有効な手段ですが。
脳や身体に疲労が蓄積された状態・身体のバランスが崩れた状態のとき。
取り組むハードルが上がり、効果は下がる傾向にあります。
頑張りすぎないのも大切ですね。
腹式呼吸は大事ですが、空気が入るのは肺です。
お腹ではありません。
この2つに柔軟性があるとき。
肺は働きやすくなり、腕の重さや肩こりも軽減します。
胸郭が硬いままで深呼吸を続けてもなかなか呼吸が楽にならない。
そんなときは、整体で身体を整えてから行うと効果的ですよ。
呼吸が浅い状態や息がしづらい身体を改善したいとき。
当店では施術で以下のことを大切にしています。
呼吸の浅さや息苦しさを自覚されてない方でも、施術で効果が出るとき。
「なんか息がしやすくなった!」
「今まで呼吸しづらかったっていうこと?」
「空気がスーッと入ってくる感じする」
いろいろな嬉しい口コミを頂いてます。
※ご要望があれば重心を安定させる特別なセルフケアの方法をお伝えしています。
施術時間を5分ほど使います。
排泄とは身体から出す働きのこと。
身体は不要なものや有害なものを、おしっこやうんちとして外に捨ててくれます。
副交感神経(休息)が優位な場合。
内臓の働きがスムーズになるので腸は活動しやすくなります。
また毛細血管に血液が流れやすくなるので、冷えを予防できます。
反対に交感神経(活動)が優位な場合。
戦うか逃げるかという緊急のときなので、太い血管を中心に血液が流れます。
内臓よりも腕や脚の筋肉に力を入れることが優先されることに。
食べたものをしっかりと消化吸収してきちんと捨てる。
そんな呑気なことはやってられません。
便秘や下痢・冷え・内臓の不調などにつながります。
日中起きて動いているとき。
仕事をしているとき。
まわりの感覚をキャッチ・判断・運動の命令を出すことで、必要な情報処理をしてます。
睡眠中は情報をまとめたりするほかに「掃除」も担当。
身体に不要な老廃物を、脳はせっせっと排出するのです。
そのためにたくさんのエネルギーが使われます。
また睡眠の質がよいほど、その作業もスムーズにすすみます。
『グリンパティック系システム』と呼ばれる働きです。
※ロチェスター大学医療センターによる研究によるもの
うまく掃除が行われないと、あるタイプの認知症になりやすくなるため注意が必要です。
自覚できないストレスや積み重なった疲労が、限界を超えたとき。
その人の1番弱っているところにダメージが出るといわれます。
血管・内臓・器官・メンタルなど人それぞれ。
大きく体調が崩れたとき。
元に戻っていくのは時間がかかります。
日常が日常ではなくなり、行動が制限されることに。
メンタル面でも非常に大きな負担となります。
大切なのは疲れを別な刺激(お酒・スマホ他)でごまかさないこと。
脳をだまして疲れに気づかないようにしていると、感覚が鈍くなっていくからです。
違和感や不調は早めに気づくことで、対応が可能になります。
疲労やストレスをきちんと感じられる身体。
そのために欠かせないのが、質のいい呼吸や睡眠です。
両者をバランスよく生活に取り入れられるといいですよね。
以上なにかのご参考になれば幸いです。
【記事を書いた人】 松本健之
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