健康診断や整体院。
もっと身近なところだとスポーツクラブでヨガなどのレッスンを受けているとき。
自分では力を抜いているつもりなのに「もっと力を抜いて!」といわれることってありませんか?
そういったことが続くと自分は緊張しやすいのだろうか、力が抜けない体質なんだろうかと感じられてしまうようです。
力が入りやすい・力が抜けないという傾向が自分にはあるらしいということはみえてきても力が入っている状態がわからないので、どうしていいかわからない。
ここで問題なのは必要以上に力が入っている状態に気づけないことです。
なぜならそれがその人にとっての普通の状態だから。
集中すると呼吸をするのを忘れやすいとか、まばたきが少なくなったりするのも力が入りやすい人に見受けられます。
周りからは力が入っていると感じられても、本人の基準では普通のために違和感がないのですね。
そんなときに役立つ深呼吸やストレッチ・体操・お風呂などとは違ったコツをお届けします。
この先で紹介するエクササイズがとくに役立つのは、関節が柔らかいタイプ。
猿腕なんていわれている方もいるかもしれません。
関節が柔らかいと力が入りやすい傾向があるのですが、見逃しがちなのは力が入っていることにもメリットがあることです。
力が入りやすいという自覚のある人もいるし、ない人もいます。
およそ30人の方に聞いてみたところ、力が入りやすいと感じる部位のトップは肩。
腕や目・あごが力んでしまうという意見もありました。
ですが自覚はなくてももっとも力が入りやすいのは手や指~腕だったりします。
体幹よりも指先に意識がいきやすいからなんですね。
肩の力みをチェックする簡単なテストがあるのでお試しください。
このときに肩や腕が自然に上下に揺すられた人は大丈夫です。
もし肩や腕があまり動かないままなら、ふだんから肩に力が入りやすい傾向がありそうです。
※これは五十肩(肩関節周囲炎)や胸郭出口症候群・肩の腱を痛めたといった肩に問題がある場合。膝が痛くてかばうために肩が力むなどの場合は上記のことは当てはまりません。
あくまでも肩や膝などカラダに大きな問題がない場合です。
力が抜けないと問題になるのはそれが次のようなものにつながりやすいからです。
例えは極端ですが、力を入れすぎていることは駐車場に車を止めているのにエンジンをぶんぶんふかしているような状態。
燃費が悪くなり故障にもつながります。
力を抜く・リラックスするための方法としてよく知られているものをご紹介します。
筋弛緩法(きんしかんほう)というのは、わざと筋肉に5秒くらい力を入れたあとで脱力するというシンプルなものです。
例えば両手をグーの形に握って5秒したら手の力を緩めてしばらくその感覚を味わうようにします。
デスクワークの方で肩こりが気になったり腕が張っている場合におすすめなのが、これ。
味わうというところがポイントで、これがうまくできるかどうかで効果が違ってきます。
もはや定番ですね。
瞑想や座禅でも大切にされている呼吸。
息を吸うときは交感神経(活動する)が、吐くときに副交感神経(リラックス)が優位になるので吐く時間を長めにとるようにすること。
吸うときはカラダが元気になるものを取り入れるつもりで、吐くときは自分のなかにあるマイナスなものを外にだす意識を持つようにするなどのコツも知られています。
深呼吸は非常に効果的なものですが、力が抜けない方にとってそもそも深呼吸がうまくできないことが多いのです。
深く吸ったり吐こうと意識しすぎてヘンな深呼吸になることも。
心地よい脱力感でなく、苦しさを感じるようならムリに続けないようにしてください。
他にはこんなものがあります。
揺らすということでいうと、手首と肘を軽く持って腕を揺するようにすると力が抜けてきやすいので整体中に取り入れることもあります。
ただかなり力が入りやすい人の場合は上記の方法でもなかなか緩まらないことが多いです。
そもそもがどうして力が入ってしまいやすいのか?というところをみることが大事です。
こういったケースがあるとき。
必要以上に力が入りやすい傾向があることを、整体を仕事にするなかでみてきました。
心理面でストレスがかかっている場合はとくにそうですが、力を入れることは心理的な安心感・守りを高めるために役立ちます。
今の自分に必要があるから力が入っているともいえるので、力が抜けないと感じるのは自然なこと。
そう思うとムリに力を抜かなればという力みが和らいでいきやすいかもしれません。
はじめの2つのように外からの衝撃が入ったときは、カラダの構造的な問題として考えられます。
こういったことがあると働きに制限がかかりやすくなるのです。
その結果として力が抜けないことになります。
強いストレスに長くさらされていると心理面への影響が考えられますね。
力を入れていることで得られる安心感があるので、力を抜くことは守りを緩めることになるので抵抗感があることも。
整体を受けてもほぐれにくかったり、変化しにくいこともあります。
それでもカラダが整っていくことで物の見方が変わっていったり、思い込みのようなものが和らいでいくことがあるので、整体も1つの手段としておすすめ。
加えて3番目のように状態が重くてお困りなときは、心理面での専門家の助けもあるとより安心です。
4番目の関節や靭帯がゆるい人について。
ストレッチや体操などしたときに大きく動けるのが特徴ですが、カラダを不安定に感じてます。
柔軟性はあるのに肩こりや腰痛があることも多く、「そんなに柔らかいのに肩とか凝るの?」といわれることも。
グニャグニャするので一定の力を出してキープしたりするのが苦手な傾向があり、力を出している意識はあっても力が伝わっていないことが多いのです。
ここが見逃されがちなポイントです。
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こんな流れがあります。
関節の緩さについては整体でアプローチしていける面もありますが、靭帯は難しいことが多いです。
ただ関節の可動域が大きく柔らかすぎる場合でもカラダの使い方は練習により少しずづ改善していけます。
関節が柔らかい人に特に効果的ですが、そうでない方にも効果はありますのでお試しくださいね。
やり方は指と指を合わせて小さな力で骨を押しつけあうだけという簡単なもの。
それが難しかったり指先が痛いことがあれば、平らなところに指を押しあてても大丈夫です。
最初は人差し指からはじめて慣れてきたら他の指でも試してみてください。
このときに注意することが3つあります。
爪が同じ向きにならないようにして指を軽く押し当てます。
これだと指がまっすぐでなく関節のところで反ってしまっているので互いの指先を押しあうことになりません。
曲がっているところで力が逃げてしまってます。
指を押しつけあうときは両手に意識を向ける必要があるため、慣れないと難しいかもしれません。
そんなときは片方の指をつかってある程度の硬さのあるものを真下に向かって軽く押してみるのがいいですよ。
片側だけに意識を向ければよいので、やりやすくなります。
新しい動きや使い方をしようとするときには弱い力でやると効果が出やすいです。
シンプルなエクササイズですが、続けていくと不安定になっている関節が安定してくる結果として力が抜きやすくなってきます。
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すると力が入りっぱなしの時間が短くなってきたり、疲労がたまりやすいのが和らいできたり、眠れない・疲れがとれないしんどさが減ってきたりします。
ふだん使い慣れていない指の使い方をするのではじめは脳も指も疲れます。
それこそ新しいルートでカラダを使おうとしているときに起こることなので心配いりません。
脳から出される神経の命令は、使い慣れたルート(やりやすい動き)を通りやすくなっています。
そこをあえていつもと違う指の使い方をすることで新たな感覚(やりにくい動き)を開拓していくことができます。
ご参考になれば幸いです。
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