朝起きるとき・寝起きに腰が痛い、固まっている原因と対処法│池袋整体ゆっくり

寝起きに腰が痛い原因と対処法

更新日 2022年9月20日 

【はじめに】

 

朝起きるときに腰が気になることありませんか?

 

  • すごく痛むわけではないけれど、固まっていたりこわばりを感じる
  • 前屈や後屈に少し怖さがある
  • だるさや重さがある
  • 痛みが強くてすぐには起きられない
  • 起きたあと30分以上するとようやく腰や脚が動きやすくなるなど

 

状態はさまざまです。

 

考えられる原因として検索すると出てくるのが以下のもの。

 

  • 寝る姿勢の問題
  • 寝具が合ってない
  • 睡眠中に反り腰の姿勢が長くなっている
  • 寝返りの回数が減ることで長時間同じ姿勢が続いている
  • 睡眠中は体温が下がるので筋肉が固まりやすい
  • 睡眠中に力が抜けてない・力んでしまっている
  • 内臓に負担がかかっている
  • 疲労の蓄積

 

どれも相互に関係することで、寝起きの腰痛の原因になりえます。

 

ただそれらとは別に。

池袋整体ゆっくりが原因になると考えるのは「関節の不安定さ」です。

 

それを解消するためにおすすめなことがあります。

ただ施術で提供している内容のため、具体的にはお伝えできず申し訳ありません。

 

ただそういう考え方もあるんだな~

そんな軽い気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。

 


【圧力がかかることで関節は安定する】

 

骨は壊されては新しく作られる過程を繰り返しています。

作られるときに必要なものは、骨にかかる力(圧力)です。

 

ふだん生活していれば身体には重力がかかっています。

それがヒトにとって生理的に自然な状態。

 

圧力は骨の新陳代謝を促すと同時に

 

  • 関節をしっかりはめる
  • 安定させる

 

働きもしてくれているのです。

ドライバーでネジを締めるような感じ。

 


【関節が不安定なとき】

 

締めすぎもよくありませんが、関節のはまり具合が浅かったり不安定な場合。

 

  • 抜けそうな気がする
  • グラグラ不安定で心もとない
  • 体重をうまく支えられない
  • 座ったり立つ姿勢がまわりに比べて苦手・しんどい
  • 体幹が弱い
  • 身体のバランスが悪い
  • 力をうまく出せない
  • 寝て起きるときに身体が痛い

 

自覚がなくても以上のことが起こる可能性があります。

 

これらが日常のなかの腰の痛みやコリ・重さやだるさ・こわばり。

そういったものにつながっていくのです。

 


【関節を不安定にさせる原因は】

 

身体を歪ませるという考えでいうと、使い方の癖になります。

 

  • 足裏や坐骨・股関節・仙骨・背骨に圧力がうまくかかっていない
  • かかり方に極端な左右差がある
  • 差は少なくても左右差が長期間にわたっている

 

一例として、右脚を上にして組むとき。

 

おしりにかかる圧力に差が出ますよね。

力がかかっていない右側の関節は不安定になる傾向があります。

 

脚を組まずに座っていても、左右差が出ていることは多いです。

また自転車のサドルでも同じことが起こる可能性もあるでしょう。

 


【寝るときの姿勢のメリットとデメリット】

  • 【メリット】

 

重力の影響が最小限になるため、身体にかかっていた負担を減らせること。

眠らずとも横になることで緊張していた筋肉や内臓が休まります。

 

  • 【デメリット】

 

頭から足裏へ垂直にかかる圧力がなくなるために、関節がゆるみ不安定になること。

風邪で寝込んだときなど、身体の節々が痛く感じるのもそれが理由のひとつです。

 

また寝返りを打つとはいえ、同じ姿勢が続くのを嫌う筋肉にとって負担になります。

 


【朝の腰痛解消の定番はストレッチ】

 

朝の腰痛を楽にする方法としてストレッチは定番です。

 

  • 正座の姿勢から両手を前に出して広背筋を伸ばす
  • 仰向けで片膝をかかえて大腰筋のストレッチ
  • 仰向けで曲げた両膝を横に倒して腰を伸ばす
  • もも裏おしりを伸ばす
  • 仰向けで鼠径部を押しながら、股関節を曲げたり伸ばしたりする(大腰筋のほぐし)
  • うつ伏せでマッケンジー体操をする
  • キャットアンドドッグで背骨を動かす

 

仰向けでできるものをしてから起き上がる。

起きたあとも基本的に就寝中に縮まった筋肉を伸ばし、ゆるめる。

 

それらをすることで腰が楽になる方は続けられることをおすすめします。

一般的にも推奨されていることですね。

 


【ストレッチよりも朝やってほしいこと】

 

お客さまのなかには朝ストレッチをする場合。

腰の具合に変化がないか、かえって悪化する方もいました。

 

そのような方にはストレッチをいったんお休みに。

あわせて関節を安定させ、必要な部分に動きをつけていく内容のものをお伝えしたところ。

 

  • 腰痛の具合が少し良い感じ
  • 前屈が楽になった
  • 起床後に腰が動きやすくなるまでの時間が短縮した
  • 歩きやすくなる
  • 立ちやすくなる
  • 立った状態で靴下をはくのがやりやすくなる
  • 気づいたときにやることで腰の痛みが軽減してきた

 

以上のような嬉しい声が届いてます。

 

お家のなかで歩くのも骨に圧力をかけるお手軽な手段のひとつ。

動いているとだんだん腰が楽になってきたりしますよね。

 


【骨をきちんと使う】

 

身体の構造を安定させたり、活かすための動きや体操。

それは骨をきちんと使うことでもあります。

 

骨で支えることで安定感がうまれ、筋肉の負担を減らすことにつながります。

 

施術のときにお伝えする内容は、はじめ慣れないとうまくできないようです。

すぐに疲れたりする人が少なくなかったので。

 

それは元々腰が気にならない人なら、ふつうにできることだったりします。

それほど難易度は高くありませんから。

 

股関節や骨盤など使うべきところを使わ(え)ずにいたこと。

そこから少しずつ使える状態に変わっていける。

 

池袋整体ゆっくりではそんなサポートもしていますよ。

 

股関節と腰仙関節・仙腸関節を示した骨盤模型の画像

【施術のときにお伝えしてる体操】

 

股関節や骨盤に適切に圧力をかけた姿勢や動きです。

内転筋のトレーニングにもなります。

 

簡単に説明し、見本を見せてやっていただく。

これだけなら5分もかかりません。

 

ただどうしてそうしたほうがいいのか。

順を追って簡単なものから応用編までを丁寧にお伝えするようにしています。

 

違いがわかったり、効果を感じられると楽しくなります。

ふだんやらないことを実際に取り入れてもらえるためには工夫が必要ですよね。

 

※施術のなかで15分前後お時間をいただいてます。   

 ご希望の方ははじめにお伝えください。

 


【体操・エクササイズの目的】

 

体操の目的は、主に3つあります。

 

  • 関節を安定させる
  • 支えを強くする
  • 身体にかかる負担を分散させる

 

これができないとダメというものではありませんが。

できたほうがいいのは確かです。

 

これだけですぐに腰痛が楽になる!とはならないかもしれません。

 

ですが腰痛の原因と思われるものそれぞれを少しずつ改善していけるとき。

身体の総合力が高まります。

 


【おわりに】

 

身体に蓄積された疲労。

そこに身体の使い方の癖や歪み・お腹の冷え・寝返りや温度など。

 

ほかのことが重なるとき。

 

寝起きの腰痛や日常での腰のこわばりにつながります。

いくつもある要因のなかの、あまり知られていないものが関節のゆるみ・不安定さです。

 

  • いろいろ調べて試したけど、いまいち腰痛に効果が感じられない
  • ストレッチでは腰に変化が出なくて困っている
  • セルフケアの考え方ややり方の幅を広げたい
  • 自分の身体にある伸びしろを知りたい・信じたい

 

関節を安定させて使う方法は以上の方におすすめです。

 

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