更新日 2022年2月24日
腰痛は、肩こりと並びお悩みの方が多い症状ですよね。
長時間のデスクワークや乗り物の運転、スポーツによる負荷の繰り返しなど。
布団以外では、腰が休まる時間は少ないのが現状。
健康のコツは「長く歩く」よりもまずは「しっかり立てる」身体であること。
整った身体で歩くと、多くのメリットがあります。
ページの前半では腰痛を改善するためのポイントをご紹介してます。
(できればゆっくり読んでみてください)
後半では『腰痛の6つの原因』について書いてます。
(内臓以外は流し読みでけっこうです)
腰痛で有名なのは、椎間板ヘルニア。
MRIの画像上で神経に問題があると診断されたとき。
最近では「全員が痛むわけではない」ということが知られてきています。
異常があってもそれが痛みの原因とは限らない。
痛みのない人でも画像では神経を圧迫している場合もあります。
背骨の歪みがあらゆる病気や症状の元ではないこと。
背骨が歪んでいる人の中には、肩こりや腰痛などの症状を持っている人がいる。
それと同じですね。
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下半身の力が弱くなる・力が入れにくくなること。
腰痛の方にみられる傾向のひとつです。
お腹や脚がうまく働けないとき。
支えが不安定になるので、腰に力を入れて固めることでバランスをとろうとします。
余計な力がかかり続けた腰からは、柔軟性が失われていくことに。
動きの変化にも対応しにくくなります。
年齢とともに真っ先に弱っていくといわれるのが足腰。
腰痛改善は、筋トレや腰の施術だけでは十分ではありません。
足首・股関節やお腹の状態も合わせて整えていくことがポイントです。
腰痛の原因は「腹筋や背筋が弱いのが原因」といわれたとき。
実際には 「弱い」というよりも「働きが低下している状態」のことが多いです。
筋肉はあるけれども力を出しにくい状態。
池袋整体ゆっくりでは、そう考えています。
筋肉は量よりも質が大切です。
筋肉は適度に柔らかいほうが、力を発揮しやすくなります。
よかれと思ってたくさんつけたとしても。
それが力を入れていないときでも硬いままなら重りと変わりません。
施術をすると腰痛が軽減したり、呼吸がラクになったり。
立ち方や動き方が変わることがあるのはなぜでしょう?
これは施術で「筋肉が増えた」からではありません。
筋肉の量は変わらないけれど、「筋力を発揮しやすくなった」とはいえます。
それは以下のような理由のためです。
関節や筋肉が動きにくいままでいる状態。
それは、ギブスをはめて生活し続けることと同じようなものです。
「この部分は動かなくて当たりまえ」の感覚が長く続くとき。
身体の設定が、悪いほうに変わっていってしまいます。
はじめは動きにくいから動かさない。
やがては、動かそうとしても動かないへ。
それを防ぐには、身体の感覚の地図を修正する必要があります。
施術により感覚も整ってきた方々から、以下のような嬉しい声をいただいてます。
「ここってこんなに動くんだ」
「意識できなかった場所に感覚がでてきた」
「腰じゃなくて骨盤に体重が乗っているのを感じる」
踵(カカト)が使いやすくなることで、立つのが安定してくることもあります。
太ももの前側の力みが減ることで、歩くのがスムーズになったり。
この2つを大切にしています。
原因は他にあることが圧倒的に多いのです。
池袋で腰痛の方とたくさん接してきて、以下は施術すると効果的だなと感じた一例。
何らかの原因があって動きにくくなっているお腹や胸郭。
そこをカバーするため他の部分がオーバーワーク状態になるとき。
そのしわ寄せが腰にくるのです。
どの辺りに問題がありそうかの見極めが大切。
それがうまくできれば、改善しにくい腰痛でも良い方向に変わっていけます。
どれかが組み合わさって症状につながっていることが多いです。
筋肉は骨や心臓を動かします。
筋膜は骨や内臓を包み保護したり、血管や神経・リンパなどを通すための空間をつくります。
などにより筋肉や筋膜に柔軟性がなくなるとき。
骨や内臓がスムーズに動かなくなります。
「力の効率が悪くなる」ので広い意味で運動のパフォーマンスが低下しやすいです。
腹筋や内臓のさらに奥にある大腰筋。
腰痛の方はここが固まっているのは有名なことです。
腰(後ろ)が痛いけど原因の1つはお腹(前)にあります。
大腰筋の特徴は4つ。
体幹を安定させるのに大切な大腰筋がうまく働けていないと、腰の痛みや重さにつながります。
骨盤にある仙腸関節は、上半身の体重を支えるため頑丈にできてます。
筋肉だけでなく強力な靭帯でサポートされながらも、わずかな動き(余裕)があるかどうか。
肩や腰にもいえますが、骨で大切なのは適度に柔軟性があること。
筋肉は骨につきます。
骨が動きにくければ、動かすために筋肉が必要なエネルギーは増えます。
それが習慣化されると、オーバーワーク状態の筋肉からは柔らかさがなくなってくる。
骨が動きすぎても制御するのが難しくなるため、エネルギーが増えることに。
身体に安定感を感じにくいので、つねに力を入れる傾向がみられます。
身体が硬い人は柔らかくなれば腰痛から解放されるはず。
そう思ってストレッチや腰痛体操を頑張ります。
その結果、腰が楽になった人とかえて痛くなった人にわかれます。
適度に、いろいろな関節に柔軟性がつけば楽になりやすい。
過度に、1ヶ所だけが柔らかくなりすぎると痛めやすい。
ストレッチの合う合わないだけではありません。
取り組み方によっても効果は違ってくるのです。
身体を横から見たときにS字のカーブ(生理的弯曲)が大切というのが一般的な知識です。
姿勢で大切なのは、見た目よりも神経のこと。
脳から続いている神経の束(脊髄)は背骨の中しか通りません。
症状が重めの猫背・反り腰の場合は、背骨のなかを通る神経も影響を受ける可能性があります。
感覚が鈍くなるとき。
つまずきやすくなる・バランスを崩しやすくなるので注意が必要ですね。
背骨のあいだにある椎間板。
これは上からかかる力に対して、背骨がつぶれないようにクッションの役割をしてます。
構造的な特徴は2つ。
小さな負荷の積み重ねによるダメージとあわせて、加齢により弾力性が失われていきます。
ヘルニアとはこの椎間板の状態が変わって、組織の一部である髄核が外に飛び出すこと。
飛び出る・突出するという英語の「herniation」が語源です。
腰椎椎間板ヘルニアになると腰や足に強いしびれや痛みなどの症状が出ることがあります。
背骨のなかを走る神経や分かれて出ている神経が圧迫されるからです。
の状態が変わってしまった結果。
負担が強まり腰の背骨の本体とつながる部分が折れて(疲労骨折)、離れたものを腰椎分離症。
折れると構造が弱くなります。
背中からお腹の方向へ骨が移動してしまうものが、腰椎すべり症です。
1カラダに対してどのようなお悩み、不安がありましたか?
首・肩、腰の慢性的な張り感。
20年前に左の鎖骨下にある肋骨を骨折した際に背骨がズレた影響で腰椎椎間板ヘルニアになりそれからというもの全体的に左上半身の張り感や慢性的な痛みに悩んでいた。
2施術を受けられてどのように変わりましたか?[特に良かった点がありましたらご記入ください]
いくつもの整骨院や整形外科へ行きましたがあまり効果もなく左肩を回すたびにゴリゴリ骨が鳴るのも正直どうにもならないと諦めていました。
そんな時知り合いの紹介でこちらを知りました。
どこでも通常やるような全体のバランスの確認などした後に施術をしてもらい、何やら硬いもので擦られている感覚がありました。
「おや?」と思っているとすぐに「重さのある道具を使って広い範囲でほぐして行きますね」と。
私にはこれが非常に具合が良くしかも指で押されるよりも平べったいもので押される方がちょうど良い力でジンワリと体の奥底まで伝わるのが分かりました。
背中の上に敷いてもらったクッションがとてもちょうど良く心地よかったです。
数十分の施術が終わり最後のチェックの時に左肩を回してみるとゴリゴリ言わないどころか、
油を注したかのようにスムーズに動きました。
今は施術直後なので具合が良いですが、日々の生活の中で戻ってしまう事もあるそうです。
まずは自分の体の状態を知る事が大切なのだと改めて実感しました。
また椎間板ヘルニアになって以降20年間仰向けで眠れなかったので施術を受けた翌朝仰向けの状態で
目覚めた事に本当に驚きました。
施術はもちろんの事、説明の1つ1つが丁寧で分かりやすかったのでこれからも通わせてもらいます。
3その他特に印象に残ったことがありましたら、どんなことでも結構ですのでご記入ください。
緊張していたのですが、玄関に入った瞬間にシロクマの小さな椅子がお出迎えしてくれ、一気にリラックスできました♪
細やかな心遣いが感じられました。
※お客様個人の感想になります。
効果を保障するものではありません。
「検査をしても原因がはっきりしない腰痛」のことです。
腰痛患者の約85%に当たります。
痛みがあって辛くて不便ではある。
けれど、緊急の手術が必要ではない。
だいたいの腰痛はここに入ります。
2015年の7月に放送された番組。
『NHKスペシャル腰痛・治療革命 ~見えてきた痛みのメカニズム~』
これによると、腰痛の原因は筋肉や関節でなくて「脳」にあります。
腰に痛みが出るような荷物の持ち方をしてる人のイラスト。
腰痛の人はこれを見るだけで、腰が痛くなることがわかりました。
脳が感じているストレスが少ないとき。
血管収縮も起きにくく、酸素や栄養素・熱を運ぶ血液の循環が良い状態。
だから痛みを感じにくいと考えるとしっくりきます。
血液が足りないと痛みを感じる物質も作られやすくなります。
これらが結びついて腰痛の症状につながります。
反対に放っておくと危険なのは、内臓の疾患からくる腰痛です。
大動脈瘤や尿路結石などです。
背骨の前側にそってある膵臓・腎臓・十二指腸などの臓器。
心臓から全身に血液を送り出す大動脈という血管。
そういったところに問題があるとき。
発熱を伴う強い痛みや、差し込むような痛みなどが出たりする場合があります。
筋骨格からくる痛みと違う特徴。
それは姿勢によってあまり痛みが変化しないことがあります。
ただ絶対ではありません。
以下のことがあれば注意が必要です。
私が担当するお客様ではありませんでしたが。
内臓からの疾患が原因で亡くなった方をみてきました。
筋肉や関節が原因ではないため、施術を数回受けていても状態が変化しなかったようです。
とかは関係ありません。
前述してあるように、長引く痛みや急な不調・発熱をともなう強い痛みがあるとき。
整体ではなく、専門の医療機関を受診されるのが安心です。
緊急を要する問題でないとわかればひと安心。
落ちついたあとは、もともと備わっていた身体の働きを取り戻していきましょう。
整体でお手伝いできることがたくさんありますよ。
【記事を書いた人】 松本健之
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