足のむくみの原因をみつけ解消する人気の整体院┃池袋整体ゆっくり

足のむくみ・浮腫


【はじめに】

 

むくみや冷え性と聞くとき。

 

血液の流れが悪いから?リンパが滞っているから?となりがちです。

そもそも血液とリンパは、流れる方向や流れ方を表す「漢字が違う」ことはあまり知られていません。

 

同じ流れるでも血液は循環(じゅんかん)といい、リンパは還流(かんりゅう)になります。

 

池袋整体ゆっくりのオープンのボードとスマイル缶の画像

血液とリンパの流れ方の違い

【血液の場合】

 

循環といい、「輪の形で端がないものをめぐる」ことです。

 

血液は心臓からスタート。

動脈をとおって酸素や栄養素を全身の細胞に届けます。

 

そのあと毛細血管をとおり、静脈を流れて心臓に戻ることを繰り返しています。

 

血液の場合は心臓やふくらはぎの筋肉のポンプ作用を使えるのが特徴です。

 


【リンパの場合】

 

還流は「一方向に流れて元に戻る」ことです。

 

リンパは手足の先からスタート。

胴体をとおり、鎖骨のところの静脈にあるゴール地点に戻ります。

 

ポンプ作用が働きにくい仕組みです。

 


むくみとは

【体液の滞った状態】

 

簡単にいうと体液の滞りのことで、医学的には「浮腫」といわれます。

 

体液とは血液やリンパ液など身体の液体成分のこと。

細胞の外にあるか、内にあるかで呼び方が変わります。

 

外にあるもの

  • 血管の中にある血漿(けっしょう)       
  • 細胞と細胞のあいだにある組織液 (血漿が血管の外にしみだしたもの)

 

内にあるもの

  • 細胞の内にある細胞内液      

 

むくみは血管のなかの水分が外に移動して、組織液が増えた状態のことです。

 


【リンパ液】

 

組織液が血管に戻らずにリンパ管に入るとき。

名前が変わってリンパ液になります。

 

下から上へとゆっくり流れていき、鎖骨のところで静脈に合流します。

 


【圧力のバランスが大切】

 

血管は外側にある細胞と圧力を利用して体液のやりとりをしています。

 

細胞に酸素や栄養素を届ける。

細胞がいらなくなった二酸化炭素や老廃物などを組織液が受け取る。

 

それの繰り返しです。

 


【圧力のバランスが崩れるとき】

 

血管の外にしみでた水分(組織液)が、役目を終えても血管やリンパ管に戻りにくくなります。

必要以上に血管の外(細胞のあいだ)にたまるわけです。

 

不要な水分や老廃物を身体から出したいとき。

それらを運ぶ血液を腎臓で尿につくりかえる必要があります。

 

むくむとその仕組みが働きにくくなるのが問題です。

 

流れが悪いことは、不要なものをためこむのと同じ。

むくみ以外にもだるさや冷えにつながることもあります。

 


こんな症状でお困りではありませんか?

  • 夕方になると足がパンパンで靴がきつくなる
  • 脛やふくらはぎを押すと凹んだまましばらく戻らない
  • ストッキングや靴下の跡がはっきりと残ってしまい見栄えがよくない
  • 足がだるくて重くなり、動かすのがおっくうになる
  • 足の指先が夏でも冷たい、感覚がない

むくみの原因

【一過性のもの】

 

食事や動作・姿勢・自律神経の働きに関係します。

 

  • 塩分が多い (ビタミン・ミネラルのバランスが悪い)
  • 同じ姿勢が続いている (ふくらはぎの筋ポンプ作用が働きにくい)
  • 同じ部位が圧迫されている (圧迫され続けることで血液やリンパの流れが悪くなる)
  • 心臓に戻る静脈という血管の構造的問題 (逆流しないよう弁があるためにある程度の圧力がないと流れにくくなる=勢いが弱くなりやすい)

 


【病気が隠れている可能性のもの】

 

心臓や肝臓・腎臓など内臓に問題があるとき。

むくみとなって出てくることがあります。

 

  • 足だけでなく全身がむくんでいる
  • むくんだ状態が続いている。
  • 老廃物を出すために必要な尿が出にくくなった
  • あきらかに疲れやすいなど

 

ふだんと違う感じがあるなら専門の医療機関で診てもらうのが安心です。

 


【筋肉の機能低下】

 

第2の心臓といわれるふくらはぎの筋肉。

このの筋量が低下してる可能性もあります。

 

それ以上に考えられるのは、筋肉があってもうまく働けていない機能の低下です。

 

足の指先が骨折や怪我・力みのために曲がっているとき。 

つま先に体重がかかりやすくなる。

 

ふくらはぎが縮んだ状態のままでいるために、血管やリンパ管がしめつけられ流れが悪化。

 

 

足首やアキレス腱が硬い・動きにくいとき。

骨を動かす筋肉の負担が増え、働きが低下する

 

 

ふくらはぎの奥や膝裏にコリがあるとき。

コリがある部分はそれ以上縮めないために筋肉が力を出しにくくなる

 

 

股関節のあたりが硬いとき。

心臓から出た太い血管が左右にわかれて足へと向かう場所でのつまり。

鼠径部のリンパがある場所でのつまり。

 

などがあります。

 


池袋整体ゆっくりがむくみに対してできること

【施術の例】

 

ふくらはぎを中心に、股関節や脇まわり・鎖骨などの施術に重点をおいてます。

血液とリンパの流れが良くなる条件を整えるためです。

 

  • 捻挫や骨折の後遺症が残りやすく、怪我がなくても硬さの出やすい足首の調整
  • こわばったり曲がったままうまく動けなくなっている足の指の調整
  • 膝裏や太もも・股関節まわりにあるコリを緩める調整
  • よぶんな水分や老廃物を外に出す働きをする腎臓まわりにあるしこり(背中)を緩める調整
  • リンパが血管にスムーズに合流できるようにゴール地点にある鎖骨まわりの調整

 


【終わりに】

 

肩こりや腰痛で来られた人が、お帰りのとき。

「あれっ?靴がゆるくなってる」と言われることがあります。

 

体質だから・昔からそうだったからとあきらめないでください。

整体でむくみを改善できることもあります。

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【記事を書いた人】 松本健之