足のむくみや浮腫の原因をみつけ解消する人気の整体院┃豊島区の池袋整体ゆっくり

足のむくみ・浮腫


更新日 2023年7月25日 

【はじめに】

 

お顔や手もそうですが、やはり足のむくみが気になる。

そのような方が多いようですね。

 

  • 血液とリンパの流れ方の表記の違い(意外と知られてません)
  • 血液とリンパの流れ方やスピードの違い
  • むくみの簡単な生理学の説明
  • リンパを流すには筋肉の収縮と弛緩が必要
  • セルフケアの2つのコツ
  • 施術でできること

 

このページでは上記のことをご紹介してます。

池袋整体ゆっくりのオープンのボードとスマイル缶の画像

血液とリンパの流れ方の違い

【血液の場合】

 

『循環』(じゅんかん)といい、「輪の形で端がないものをめぐる」ことです。

 

血液は心臓からスタート。

動脈をとおって酸素や栄養素を全身の細胞に届けます。

 

そのあと毛細血管をとおり、静脈を流れて心臓に戻ることを繰り返しています。

血液の場合は心臓やふくらはぎの筋肉のポンプ作用を使えるのが特徴。

 

強く速い流れが生まれます。

(心臓から出た血液が全身巡って再び心臓に戻るまで約30~40秒)

 


【リンパの場合】

 

『還流』(かんりゅう)「一方向に流れて元に戻る」ことです。

 

リンパは頭手足の先からスタート。

胴体をとおり、鎖骨のところの静脈にあるゴール地点で血管に戻ります。

 

リンパ管のなかにあるのは弁(べん)。

弁を働かせるためにはまわりにある筋肉の収縮と弛緩が必要です。

 

血流と違い、とても緩やかに流れます。

(足先から鎖骨下まで約8~12時間)

 


むくみとは

【体液の滞った状態】

 

簡単にいうと体液の滞りのことで、医学的には「浮腫(ふしゅ)」といわれます。

 

体液とは血液やリンパ液など身体の液体成分のこと。

細胞の外にあるか、内にあるかで呼び方が変わります。

 

外にあるもの

  • 血管の中にある血漿(けっしょう)       
  • 細胞と細胞のあいだにある組織液 (血漿が血管の外にしみだしたもの)

 

内にあるもの

  • 細胞の内にある細胞内液      

 

むくみは血管のなかの水分が外に移動して、組織液が増えた状態のことです。

 


【リンパ液】

 

組織液が血管に戻らずにリンパ管に入るとき。

名前が変わってリンパ液になります。

 

色は無色透明か、淡いクリーム色。

下から上へと一方向にゆっくり流れていき、鎖骨のところで静脈に合流します。

 


【圧力のバランスが大切】

 

血管は外側にある細胞と圧力を利用して体液のやりとりをしています。

 

細胞に酸素や栄養素を届ける。

細胞がいらなくなった二酸化炭素や老廃物などを組織液が受け取る。

 

それの繰り返しです。

 


【圧力のバランスが崩れるとき】

 

血管の外にしみでた水分(組織液)が、役目を終えても血管やリンパ管に戻りにくいとき。

必要以上に血管の外(細胞のあいだ)にたまります。

 

不要な水分や老廃物を身体から出したい場合。

それらを運ぶ血液を腎臓で尿につくりかえる必要があります。

 

むくむとその仕組みが働きにくくなるのが問題です。

 

流れが悪いことは、不要なものをためこむのと同じ。

むくみ以外にもだるさや冷えをはじめ、さまざまな症状につながることもあります。

 


【リンパを流したいときのポイント】

 

セルフケアでおさえておきたいポイントは2つです。

 

  • やさしく
  • 一方向に(末端から胴体・胴体の下から上へ)

 

リンパは皮膚のすぐ下を流れているため、やさしく撫でるだけで大丈夫。

皮膚の上を行ったり来たりせずに、一方向へ流してあげるようにします。

 


こんな症状でお困りではありませんか?

  • 夕方になると足がパンパンで靴がきつくなる
  • 脛やふくらはぎを押すと凹んだまましばらく戻らない
  • ストッキングや靴下の跡がはっきりと残ってしまい見栄えがよくない
  • 足がだるくて重くなり、動かすのがおっくうになる
  • 足の指先が夏でも冷たい、感覚がない

むくみの原因

【一過性のもの】

 

食事や動作・姿勢・自律神経の働きに関係します。

 

  • 塩分が多い (ビタミン・ミネラルのバランスが悪い)
  • 同じ姿勢が続いている (ふくらはぎの筋ポンプ作用が働きにくい)
  • 同じ部位が圧迫されている (筋肉の弛緩が少ないため血液やリンパの流れが悪くなる)

【重要】

【病気が隠れている可能性のもの】

 

心臓や肝臓・腎臓など内臓に問題があるとき。

むくみとなって出てくることがあります。

 

  • 足だけでなく全身がむくんでいる
  • むくんだ状態が続いている。
  • 老廃物を出すために必要な尿が出にくくなった
  • あきらかに疲れやすいなど

 

ふだんと違う感じがあるなら専門の医療機関で診てもらうのが安心です。

 


【関節や筋肉の機能低下】

 

第2の心臓といわれるふくらはぎの筋肉。

ここの筋量が低下してる可能性もあります。

 

それ以上に考えられるのは、筋肉はあってもうまく働けていない機能の低下

縮まったまま緩まない状態もそうです。

 

  • 足の指先が骨折や怪我・力みのために曲がっているとき 

 

つま先に体重がかかりやすくなる。

ふくらはぎが縮んだ状態のままでいるために、血管やリンパ管がしめつけられ流れが悪化。

 

  • 足首やアキレス腱が硬い・動きにくいとき

 

骨を動かす筋肉の負担が増え、疲労することで働きが低下。

 

  • ふくらはぎの奥や膝裏にコリがあるとき

 

コリがある部分はそれ以上縮めないために筋肉が力を出しにくくなる。

コリにより通り道が塞がれて、リンパが膝より上に戻りにくくなる。

 

  • 股関節まわりが硬いとき

 

心臓から出た太い血管が左右にわかれる鼠径部のリンパがある場所でのつまり。

股関節が動きにくくなるので足への負担が増える。 

 

などがあります。

 


池袋整体ゆっくりのむくみ解消の施術

【施術の例】

 

ふくらはぎを中心に、股関節や脇まわり・鎖骨などの施術に重点をおいてます。

血液とリンパの流れが良くなる条件を整えるためです。

 

  • 捻挫や骨折の後遺症が残りやすく、怪我がなくても硬さの出やすい足首の調整
  • こわばったり曲がったままうまく動けなくなっている足の指の調整
  • 膝裏や太もも・股関節まわりにあるコリを緩める調整
  • よぶんな水分や老廃物を外に出す働きをする腎臓まわりにあるしこり(背中)を緩める調整
  • リンパが血管にスムーズに合流できるようにゴール地点にある鎖骨まわりの調整

 


【終わりに】

 

肩こりや腰痛で来られた人が、お帰りのとき。

「あれっ?靴がゆるくなってる」と言われることがよくあります。

 

体質だから・昔からそうだったからとあきらめないでください。

整体でむくみ改善につながることもありますからね。

池袋整体ゆっくりのオープンのボードとスマイル缶の画像

【記事を書いた人】 松本健之