病院で検査しても異常が見つからない。
なのにどうしてこんなに具合が悪いんだろう?と不安になる。
イライラする自分に疲れてしまう。
そんなことはありませんか?
このページでは頭痛を病気によるものとよらないものに大きくわけてます。
後者のなかでさらに頭痛を3つに分類してわかりやすく説明してます。
よく知られている緊張性頭痛はここに入ってます。
それではご覧ください。
大きくわけて2つあります。
臓器や組織に異常がみられるために起こるもので、ひとことでいうなら病名がつくものです。
基本的には整体の適応範囲外とされます。
頭蓋骨の内に関係するものは、とくに危険な頭痛です。
脳が入っている頭の骨。
ここは、肋骨(肺や心臓を入れる)や骨盤(膀胱や腸を入れる)と大きく違うところがあります。
それはスペースに余裕がないこと。
限りある空間に脳がキツキツに収まっている。
そのため少しの出血や腫瘍でも脳が圧迫され、危険度が急上昇するのです。
このような場合は、専門の医療機関での検査や処置が早めに必要になります。
異常が明らかでないものをいいます。
慢性化して繰り返すことが多いために慢性反復性頭痛とも呼ばれるのが特徴。
一般に頭痛といったときにはこちらを指し、3つにわけられます。
首や頭の筋肉が長い時間縮まることで起こる頭痛や頭の重さを総称したもの。
頭痛のなかでもっともよくみられます。
整体を受けることで緩和されたり改善されるのが期待できます。
女性ホルモン(エストロゲン)の影響も関係するため、男性より女性に多くみられます。
片頭痛が出ているときは、暗い静かな部屋でじっとしていることが好まれます。
血管が広がることにより起こる片頭痛。
カフェイン・アルコール・ストレスの影響を受けるのが特徴です。
そのため緊張性頭痛に比べ、改善されにくいことがあります。
20~30代の男性がはじめて経験することが多いです。
機能性頭痛のなかでは、整体に来る方はとても少ないものになります。
代表的なものを3つご紹介します。
持続的に首が締めつけられている場合。
通常だと首を通って心臓に戻るはずの血液が、頭にたまったまま戻りにくくなっているのです。
頭が膨らみ大きくなってしまうので、ボッ~としたり(オーバーヒート状態)頭痛につながります。
ねじり鉢巻きをするのは、血液が集中して頭が広がりすぎないための昔ながらの知恵です。
バランスが崩れるのを無意識に調整するため、脳や筋肉へ負荷が強まっています。
とくに前方頭位は、頭痛が出やすい姿勢です。
あごを突き出すように頭が前に移動した位置のデメリット。
アゴを動かす筋肉の1つが耳の上にある側頭筋。
ここが硬いとアゴだけでなく、首や頭皮も硬くなり頭蓋骨も歪んできます。
頭蓋骨は23個の骨が集まってパズルのように組み合わさってできています。
つなぎ目はわずかに広がったり閉じたりします。
頭が硬くなると、脳や神経に栄養を与える液体の流れが制限されるため不調につながります。
頭が痛い・吐き気がする・疲れてやる気が出ないとき。
原因の1つとして、血管や脳・神経などの大切なものの通り道が整っていないことが考えられます。
骨や筋膜の歪み・関節の動きの制限・神経伝達の乱れなど。
施術で大切にしているのは、通り道の整備。
液体や神経の流れをスムーズにしていくことです。
いくつかポイントをご紹介します。
腕や手を使ってふだんの作業や軽めの動作をするとき。
首にある胸鎖乳突筋などの筋肉がピクピク反応したり硬くなることがあります。
本人が意識してないところで、筋肉の運動を引き起こしているのです。
腕だけ使っているつもりでも、首に負担がかかっている状態。
そういったことに気づいてもらうこと。
施術で緊張を和らげることが必要です。
ここが硬まっていると鎖骨の動きを制限するので、首の緊張につながりやすいです。
デスクワークで知らずに負担がかかっていたりします。
腕を動かすのがだるく感じる場合。
首肩こりだけでなく、頭痛が起こることもあるので注意が必要です。
僧帽筋や肩甲挙筋などが硬くなり、肩がもちあがった状態が続くとき。
首は短くなるので、負担が強まります。
耳と肩の距離が広がるようにすることが大切です。
肋骨と骨盤のあいだは、スペースが狭くなり硬さが出やすいところ。
そこに柔軟性が出てくるように働きかけるようにしています。
肩や肘が下がることで反対に頭は上に伸びることができる。
首の骨や椎間板(骨と骨のあいだにあるクッション)・血管にかかる負担を減らすことができます。
【記事を書いた人】 松本健之
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