更新日 2023年6月8日
スマホが生活必需品となったことで『スマホ肘』なる言葉が出てきました。
肩だけでなく、腕や肘にも負担がかかっているのが現状です。
腕も痛みや重さ・疲れが出るのですが、自覚できるかは別の問題。
腕よりも肩のほうに意識が向きやすい傾向があるからです。
ただ腕の整体が間違いなく大切な理由。
それをご紹介します。
トーマス・マイヤース氏の提唱する『アナトミートレイン』。
筋膜のつながりを示した地図で有名なものです。
このなかに出てくる4つのアーム・ライン。
それらは指から前腕を通って、肩と首へいくラインのつながりを示しているからです。
このページでお伝えしたいのはこの2点。
それでは先をお読みくださいませ。
以上は一部です.
腕に症状があると日常生活の質は下がってしまいます。
肩こりをもじってつけたものですので、今はまだ一般的ではないと思います。
腕こりの「腕」は、手首から肩のつけ根までの広い意味で使っています。
スマホ肘や腱鞘炎なども広い意味での腕こり。
そんな位置づけです。
スマホやパソコンの使用で腕の症状にお悩みの人が増えていくとき。
「腕こり」という言葉が当たりまえになる将来があるかもしれません。
指が痛くて腫れている・動かしにくいとき。
まず考えられるのが、腱鞘炎(けんしょうえん)です。
反復動作による指の使い過ぎによるものが原因とされています。
指のしびれが気になるときに多いのが、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)。
反復動作や手首の骨折などが一般的ですが、はっきりとした原因はわからないようです。
池袋整体ゆっくりでは、前腕という手首から肘にかけての2本の骨がうまく使えないこと。
それも上記2つの症状に影響すると考えています。
前腕には、指を動かすための筋肉がたくさんついているからです。
少し専門的な話になりますが、腕は解剖学的に次のように区別されます。
前腕にある2本の骨をみてみましょう。
小指側にある骨(尺骨)を軸にして、親指側の骨(橈骨)がひねられ腕は動きます。
ドアノブや工具のドライバーを回すときなどに使われる動きですね。
【上腕骨と前腕の図】
それぞれ1本と2本で骨の数が違います。
【前腕の2本の骨の図】
手のひらを向けてます。
【前腕の回内の動きの図】
小指側の骨を軸にして、親指側の骨が動きます。
手のひらを下(床)に向けてます。
という動きの名称になっています。
どちらも90度動けますが、手首に比べると動きが重いためうまく使えない人が多い部位。
(自覚はないことがほとんど)
すると手首を使いすぎ負担がかかる、手首の関節がゆるくなる傾向があります。
動けずに硬いところと、動きすぎて柔らかいところができるとき。
その差によって身体は故障するリスクが高まるのです。
指や手首・肘・肩の負担が間違いなく増えます。
働けていないところを補おうと、頑張ってしまうからです。
カバーするのは身体の働きとしては自然であり有り難いこと。
ただそれが長く続く場合。
腕の重さや痛みだけでなく、首の痛みや肩こりにつながっていきます。
尺骨と橈骨の動きは肩甲骨とリンクしてるのも重要なポイント。
腕がうまく使えていないと肩甲骨の動きも制限され、呼吸にも影響が出てくるのです。
整体院で肩甲骨周りをほぐしてもらうとそのときは楽になる。
けれどすぐに首肩が辛くなってしまったりするとしたら?
これらに問題がある可能性もあります。
だからいつものパターンで指や腕を使うとき。
首肩に負担のしわ寄せがいくのですね。
【関連記事】『力が抜けない』
「肩や首よりも辛さのある腕をしっかりと施術してほしい」
そんなリクエストをいただくことがあります。
他店さんで腕の施術を受けた方から以下のような声が聞かれました。
「身体は全身でつながってるから、骨盤の歪みや背骨の調整を優先しましょう!」
整体院行くとそれよく聞くけど。
数回通えればそれもいいのだろうけど。
先のことはわからない初回のとき。
まずは辛い部位である腕をメインで整体してほしいんですよね。
腰の場合はそこだけを集中するのは危険なことがあるのでやりませんが。
腕はとくに問題ないのでご希望があれば、時間をしっかりかけるようにしています。
腕を整えるメリットはこのようなもの。
施術中にお伝えした内容はセルフケアとして続けられるとさらに効果的ですよ。
施術内容の一部をご紹介します。
肩や腕の症状が重い人の場合。
1回の施術で腕や肩がスッキリ!とはいかないこともあります。
そこまで重症ではない人の場合。
ふだん施術されない部位が整うことで、喜びの声をいただいてます。
「こういう腕の整体ははじめてで面白かった」
「腕をこんなふうに押されたり、動かされたことはなかったから新鮮な感じ」
「力がすごい抜けて自分の腕じゃないみたい」
「もっと早く知っておけば良かった」
ムリの少ない効率的な動き。
腕にとって負担の少ない使い方。
それらを早めに身体が学習することで故障やケガの予防につながるのです。
デスクワークの皆さんも整体師も同じ。
長く仕事を続けていくためにも必要なことだと考えています。
自分の困っていることで検索して解決法がないかを探してみる。
そこで見つけた方法をあれこれ試してみたけど、どうにもしようがなくなったとき。
整形外科をはじめとした医療機関に足を運んでみる。
これは大切なことです。
そこで必要な検査や処置をしてもらったけど、なかなか改善されないとき。
保険が使えない整体院の出番となります。
背中と違い自分でも押せる場所。
それが腕です。
だからお客さまは2つに分かれます。
腕こりのページを見つけていただき、遠方から来店された方もいました。
ご常連の方でも「腕は少なめでいいよ」のケースもあります。
面白いですね。
【記事を書いた人】 松本健之
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【池袋整体ゆっくりで効果を期待できる症状】
肩こり・腰痛・ぎっくり腰・偏頭痛・四十肩・五十肩・ストレートネック・首の寝違え・猫背・坐骨神経痛・梨状筋症候群
腕のこりや重さだるさ・自律神経失調症・膝や股関節の痛み・足首が硬い・かかとをつけてしゃがめない・足裏やスネの不具合(足底筋膜炎・シンスプリント)
捻挫の後遺症・肩に力が入る・身体の力が抜けない・呼吸が浅い・息がしづらい状態など
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