強押しが楽!肘で押す『肘圧』の整体│豊島区の池袋整体ゆっくり

肘で押す『肘圧』の施術


更新日 2025年8月29日

【はじめに】

 

先日行ってきた整体研修。

そこで学んできたのが「肘」の使い方。

指でなく肘を希望されるお客さまも少なくないので、学んだことをすぐに活かせるのはありがたい。

 

というわけで今回の内容は「肘圧」です。

池袋整体ゆっくりの看板マークのスマイル缶とオープンのコルクボード画像

【前腕と上腕の違い】

 

  • 「1本」の骨である上腕骨      (肩から肘までの部分)
  • 「2本」の骨の総称の前腕骨 (手首から肘までの部分)

 

前腕骨には「橈骨」と「尺骨」という2つの骨があります。

(以下のページで写真入りで詳しく説明しています)

 

【合わせて読みたい記事】

『腕こり』

 

整体の仕事をするうえで個人的に大切だと思うことのひとつ。

それが「この2本の骨を別々に感じられる」ことです。

 

これはいままでの訓練によって体感済みではありますが。

そのほうが効果的に圧をかけられるのです。

 


【研修で学んだこと】

  • からだのつながり
  • 連動(れんどう)
  • 橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の使い方
  • 2本の骨がある意味

 

これらを頭での理解でなく、からだで体感してきました。

 


【からだのつながり】

 

「連動」ともいわれるのがつながりです。

施術だけでなく日常生活やスポーツでも役立ちます。

 

橈骨と尺骨。

それぞれの骨を活かす効果的な使い方がからだにはあります。

例えば肘を使うときと親指で押すとき。

感覚やつながりを優位にさせたほうがいい骨が違ってくるなど。

 

つながりとは何なのか?

奥が深いのでもう少しだけ。

 


【からだの不思議】

 

シンプルな方法だけれど。

教わらなければ自分で発見するのは難しい。

解剖学や生理学とはまた違ったからだの仕組みや不思議さ。

そういうものがいくつもあって。

 

  • 新しいことを学ぶ
  • からだへの理解が深まる
  • からだの可能性を感じられる
  • からだの不思議に触れられる

 

ひと言でいうなら「楽しい!」

だから学びつづけられています。

 


【肘圧のメリット】

 

よくいわれるのがこの3つです。

 

  • 施術者の指や手首にかかる負荷を減らせる
  • 点でなく面で広く圧をかけられる
  • 上手にできれば深い部分に圧を届けられる

 

以上のような肘圧のメリットを活かすにはもちろんきちんとした練習が必要不可欠。

当たりまえですけど。

ちょっとやったらすぐできるようになる。

そんな人もいるかもしれませんが、稀だと思いますので。

 


※重要

【肘圧でやらないほうがよいこと】

 

  • 力任せにやる(腕や肩を力ませるなど)
  • 自信がないけどしょうがなくやる(「もっと強く押して!」といわれたから)
  • 良さそうに思ったからやってみる(動画で誰かがやってるのをみて)

 

こういう理由で肘を使うのはいけませんよね。

 

指に比べてセンサーが鈍いのが肘なので。

効果的な施術ではあるものの、圧のコントロールができないと危険なのです。

 


【いろいろな肘圧のやり方】

 

いくつかご紹介します。

 

一例としては、施術者の前腕をねかせて水平に近い状態でお客さまの背中におく。

そこに体重を乗せることで広い面に圧をかけていくようにするやり方があります。

当てた部分を揺らすようにしたり、円を描いたりすることも。

 

押す部位によっては前腕を立てた姿勢にするのも効果的。

背骨の近くに圧をかけるときは角度や方向も大切なポイントです。、

 

 

狭い部分を「点」で狙いたいとき。

肘の尖った部分(肘頭)を使うこともあります。

 

このように肘の押し方はほかにもいろいろとあって、どれか1つが正解というものではありません。

 

あなたに合う施術だったり。

押し方をしてくれる。

そんな施術者であるなら「やり方はなんでもいいですよね」当店では考えてます。

 


【池袋整体ゆっくりの肘圧】

 

職場の先輩や何名かの整体研修の講師から習ってきたいくつかの肘圧施術。

それらのなかで自分に合うやり方を選び、からだに馴染ませてきたものを現在使用しています。

 

施術者が腰を傷めないやり方で、お客さまには効果を感じてもらえている現状。

 

「そこそこ、効くね~!

「奥にあるそれをほぐしてほしかった」

「かゆいとこに手()が届くよ!」

 

このような声を頂けることが嬉しいですね。

 


【おわりに】

 

尺骨と橈骨の存在意義。

からだへのつながり。

それらを活かしていく。

 

そうすることでより技術に磨きがかかり、施術効果が底上げされていきます。

 

特別なことはしてなさそうだし。

派手さもない。

 

簡単そうに押しているようにみえるから。

同じようにやれそうな気もするけれど。

簡単にはマネできない。

 

そんな施術をこれからも地味に目指していこうと思います。

 

池袋整体ゆっくりの看板マークのスマイル缶とオープンのコルクボード画像

【記事を書いた人】 松本健之